1枚のクレジットカードは、現金の代わりに使うことができるとても便利な道具です。ただし、使う人にそれなりの知識や理解がないと、クレジットカードの本当のメリットを享受することはできないかもしれません。間違った使い方をしたために、トラブルに巻き込まれてしまうこともあるのです。クレジットカードを作る前に・・そもそも、「クレジットカード」とは何なのかを考えてみましょう。
アメリカでクレジットカードが生まれたのはおよそ100年くらい昔のことですが、クレジットカード誕生の背景には「小切手」というものの存在がありました。アメリカでは昔から、個人が買い物をする場合の決済手段として小切手が多く利用されており、日本のようにビジネスでも多額の現金を必要とするような場面はそれほどなかったものと考えられています。アメリカでは今でも小切手が決済手段として普通に使われていますし、その進化系とも言えるデビットカードやクレジットカードは、日常生活になくてはならないものと言えます。
ではクレジットカードに限って考えると、IC機能のついたクレジットカードにはどのようなメリットがあるのでしょうか。一般に、ICクレジットカードはスキミング犯罪などに強いため、セキュリティ面で優れていると考えられています。ただし、カードの利用の仕方によっては、必ずしもそうとはいえない場面も出てくるのではないでしょうか?通常ICクレジットカードを利用するにあたっては暗証番号の入力を求められることになりますが、仮に暗証番号をメモした紙をカードと一緒に持ち歩いていて財布ごと盗まれたとすると、カードの不正利用は実に簡単にできてしまいます。また、暗証番号を入力する際に、後ろ側などから他人に番号を盗み見られるという危険も考えられます。暗証番号の管理責任というのは基本的にクレジットカード会員にあるとされるため、うっかり暗証番号を知られてしまった場合の不正利用については、保険の補償の対象にならないと考えられるのです。つまり、ICクレジットカードはセキュリティという面で、従来のサインが必要なクレジットカードより会員自身の管理能力が問われるものという見方をすることもできるわけです。このような事情を踏まえ、現在でもわざわざICチップを搭載していないクレジットカードを選ぶという人もいるようです。
アメリカではクレジットカードの不正利用ではフィッシングが多いといわれています。クレジットカード犯罪は後を絶たず、いたちごっこになっているのが現状です。クレジットカード被害にあわないためにも管理には十分気をつけなければなりません。